新春経済懇談会・会員懇談会

2016.11.8(火)第43回北陸地方経済懇談会 金沢市

公開日時:2016/11/08

 

 (一社)日本経済団体連合会との第43回北陸地方経済懇談会を、ホテル日航金沢で開催した。『地方創生のモデル地域を目指す北陸~GDP600兆円経済の実現に向けて~』を基本テーマに、経団連から榊原定征会長はじめ約30名、当連合会から約130名が出席した。

 懇談会開会あいさつで久和会長は、北陸地域のポテンシャルを活かした更なる発展への取組みとして第四次中期アクションプランを紹介した。また、北陸新幹線は北陸地域の成長戦略の基盤として、金沢開業の経済効果に言及するとともに、大阪までの早期全線整備の必要性を訴えた。

 続いて経団連榊原会長は、経団連の活動報告を行い、「政治との連携を取りながら、山積する重要政策課題に全力で取り組んでいく」とし、最重要政策課題の一つとして地域経済の活性化を挙げた。

 懇談会では、「住みたい、働きたい、魅力あふれる北陸」のテーマのもと、地域力向上と産業振興に関する問題提起・意見交換が行われ、基幹産業の育成・ライフサイエンスや高機能新素材など先端分野の強化が北陸地域産業の活性化に資するなど提言があった。

 「日本海国土軸の中枢としての役割と、人や企業を惹きつける北陸」のテーマでは、社会基盤整備と広域観光推進に関する問題提起・意見交換が行われ、陸海空路の整備は観光のみならず、人流・物流の活性化や大規模災害時の代替機能の役割として重要との指摘があった。

 記者会見で、榊原会長は、北陸新幹線について「地域経済への効果は絶大であり、大阪延伸は強く求められるところ」と述べた。