2023.02.02(木)富山会場
公開日時:2023/02/28
今年度の会員懇談会は「北陸近未来ビジョン」で掲げる「スマート・リージョン北陸の実現にむけて」を統一テーマとして、今回の富山会場では「デジタル・トランスフォーメーション」をテーマとして講演会を行った。
金井会長の挨拶の後、富山県立大学工学部情報システム工学科教授、DX教育研究センター所長の唐山英明先生から「富山県立大学とデジタル化の推進」と題して、昨年4月に開所されたDX教育研究センターの概要や今後の産学連携への取り組み、現在開講中であるDX人材育成のための社会人プログラム等の状況などを紹介していただいた。
続いて、キタムラ機械(株)代表取締役社長、工学博士・中部大学客員教授、日本機械学会フェローの北村彰浩氏からは「工作機械のDX」と題し、同社の工作機械のDXによる労働生産性の向上について、詳しくお話いただいた。
講演後、閉会挨拶において髙木副会長は「お二方のお話は、当会の第5次アクションプランにもある『労働生産性の向上と成長』に向けたヒントがあったのではないか。一方で、デジタル化をどうやって自社に組み入れて、本当の意味で生産性を上げていくかは、個々の企業がそれぞれに考えていく必要があるとの気持ちを一層強くした」とし、最後に「北陸新幹線の大阪延伸については、以前から強くお願いをしており、日本の国土強靭化に不可欠である」と述べた。
講演終了後には交流会が開催され、会員が交流を深めた。