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平成27年3月14日

 北陸新幹線の金沢開業にあたって


北陸経済連合会
会長 永原 功

 

 北陸3県の悲願である北陸新幹線が、本日、金沢まで開業し、金沢から東京までの約450キロが新幹線で繋がった。国の整備計画決定から42年の歳月を経て新幹線が開業するが、先人の幾多の労苦に思いがおよび感慨無量である。今後も更なる北陸の活性化に努めたい。

 北陸は、安い地価や電気料金、豊富な水資源、少ない自然災害などにより、大都市圏に比して立地競争力が高いことから、北陸新幹線によって、人・企業の流れを大都市圏から北陸へと向かわせ、定住人口増加による地域力の向上を目指したい。

 また、経済波及効果の極めて大きい観光産業は、人口減少、少子高齢化における地域活性化の切り札である。交流人口拡大を最大限に活かすべく、北陸が持続的な訪問先となるよう更なる広域観光の推進・強化に取り組んでいきたい。

 今日の金沢開業に先立ち、金沢-敦賀間の工期3年前倒しが決まり、併せて福井駅の早期活用等についても検討が行われることとなった。北陸3県の一体的発展のためには誠に喜ばしい限りである。今後も引き続き、一日でも早い大阪までのフル規格での早期全線整備に向け強く要望していきたい。

以 上