新春経済懇談会・会員懇談会

2018.10.30(火)第45回北陸地方経済懇談会 金沢市

公開日時:2018/10/30

  (一社)日本経済団体連合会との第45回北陸地方経済懇談会を、ホテル日航金沢で開催した。『北陸の持続的な発展をめざして~GDP600兆円経済の実現に向けて~』を基本テーマに、経団連から中西宏明会長はじめ約40名、当連合会から約140名が出席した。

 懇談会の開会挨拶で、久和会長は北陸の持続的な発展の為には、人材の地方定着・地方回帰により定住人口を増やすこと、北陸新幹線の大阪までの早期全線整備を始めとした交通インフラの整備促進が必要であると訴えた。

 続いて経団連中西会長は、さまざまな社会課題解決を図るため、経団連としてSociety 5.0を中核とする成長戦略の強化に取り組むと述べた。また、働き方改革による生産性向上や地方創生などの取り組みも成長戦略には欠かせないと指摘した。

 懇談会では、「社会基盤の整備促進と観光振興」のテーマのもと、北陸新幹線の大阪までの早期開業、電力の安定供給確保、訪日外国人観光客の誘客等の広域観光振興に関して意見交換が行われた。

 「地域力の向上と産業振興」のテーマでは、人材の地方定着・地方回帰による定住人口の増加、Society5.0の実現、アジア諸国との経済交流について意見交換が行われた。また、経団連と昨年から進めているマッチング事業について、進捗状況およびワークショップの開催など今後の展開が紹介された。

 懇談会終了後の記者会見で、中西会長は北陸新幹線について「経済効果は計画時よりも大きいという実感を持っている。敦賀以西が新幹線でつながることには大きなインパクトがあるだろう。政府にも前向きに取り組んでもらいたい。」と述べた。