2021.10.18(月)石川会場
公開日時:2021/11/01
2021年度会員懇談会(石川会場)をホテル日航金沢にて、オンライン配信を併用して開催した。今年度の会員懇談会は一昨年策定した「北陸近未来ビジョン」で掲げる「スマート・リージョン北陸の実現にむけて」を統一テーマとして、今回の石川会場では「デジタルトランスフォーメーション」をテーマとして講演会を行った。
金井会長の挨拶の後、味の素株式会社 取締役 代表執行役副社長 CDO、株式会社マーケティングアプリケーションズ 社外取締役 福士博司氏より「企業変革実例 味の素株式会社のDX トピックスOtonari地方経済活性化の試み」と題して、自らが味の素グループのDX推進の責任者として「2030年までに、DXを通じて社会価値と経済価値の両立を高次元で達成し、『食と健康の課題解決企業』として社会変革をリードする存在になる」という宣言を行われた、今まさに取組み中である内容について講演頂いた。
次に株式会社スカイディスク 代表取締役社長 兼 CEO内村安里氏より「製造業の事例から考えるDXの進め方」と題して、主に中小製造業向けにDXを進める上で重要な点は何か、過去のDXへの多数の取り組み事例の中から、自社でDXを進める上で考えるべきことは何かについて講演頂いた。
続いて、株式会社オフィスエフエイ・コム 執行役員 営業本部本部長 青木伸輔氏より「製造業におけるDX型生産ラインの構築」と題して、経産省主体のワーキンググループにも参画されており、ロボットや生産工程の自動化システムの構築等を行うシステムインテグレータの共通基盤組織であるSIer(エスアイヤー)協会に所属され、その協会の幹事会社としてのお立場で講演頂いた。
講演後、会員からの質疑応答や意見交換を行い、最後に髙松副会長は閉会挨拶において、「2030年代中頃の「スマート・リージョン北陸」を目指して、デジタル化の推進や、ダイバーシティの実現など、不断の努力が必要であり、皆さんと共に手を携えていかなければならない」と述べた。