新春経済懇談会・会員懇談会

　2021年度会員懇談会（富山会場）をホテルグランテラス富山にて、オンライン配信を併用して開催した。今年度の会員懇談会は、当会が「北陸近未来ビジョン」で掲げる「スマート・リージョン北陸の実現にむけて」を統一テーマとして、今回の富山会場では「カーボンニュートラル」をテーマとして講演会を行った。

　金井会長の挨拶の後、東京大学公共政策大学院　特任教授　有馬　純先生より「ＣＯＰ２６を含む地球温暖化をめぐる国際情勢と日本の課題」と題して、有馬先生が、昨年の10月に英国のグラスゴーで開催されたＣＯＰ２６を現地取材され、気候変動対策をめぐる国際情勢とＣＯＰ２６の模様、また今次会合の決定事項や懸念点、日本が今後とるべき戦略などについて講演頂いた。

　次に、コマニー株式会社　参与　品質環境推進本部　本部長　坂本　豊伸氏より「コマニー㈱のSDGｓメビウスモデルと脱炭素に向けた取り組みについて」と題して、コマニー株式会社様が、ＳＤＧsを積極的に推進され、社会貢献活動や働きやすい環境づくりなど、様々な脱炭素への具体的な取り組み事例を中心に講演頂いた。

　講演後、会員からの質疑応答を行い、最後に髙木副会長は閉会挨拶において、「我々は、あらゆる方法・手段を通じて、どうやってカーボンニュートラルを達成するのかを考えていく必要がある。また、日本は圧倒的に小資源国であり、現在の石油価格の高騰などを見ても、我々ユーザー側も、不要不急の外出はオミクロン株によるものだけでなく、エネルギーの面からも考えて、工夫していかなければならない。」と述べた。