新春経済懇談会・会員懇談会

   金井会長の開会挨拶後、２つのテーマについて三県知事と意見交換した。

   テーマ１「北陸の一人当たり域内総生産向上に向けた産業振興策」について、石川県の馳知事からは「デジタル化支援のほか、商品開発や販路開拓への補助等により中小企業を支えていきたい」、富山県の新田知事からは海外展開に関して「ベトナムとの経済交流促進を目的に、12月に経済訪問団を派遣する」、福井県の杉本知事からは「女性活躍は産業振興の面でも重要。また、県庁内で１か月以上の男性育休取得を促進している」等の発言があった。

   テーマ２「企業・人の流入に向けた北陸の魅力向上策」について、杉本知事からは「企業、人から選ばれる福井を目指し、デジタル広告を利用した魅力発信や、子育て支援を充実している」、馳知事からは「文化をキーワードに観光誘客を図る取組みを進めており、その発展形として、文化振興を通じて世界平和を実現する文化安全保障にも力を入れたい」、新田知事からは「広域観光推進に向け、北陸三県の連携体制の強化が必要」等の発言があった。

   また、新田知事からの北陸版のＤＭＯ（観光地域づくり法人）の設置に関する発言を受け、米沢観光委員長から、「北陸の経済界から考える北陸ＤＭＯのあるべき姿を検討している」旨の発言があった。

   次回は、来年夏に富山県で開催を予定している。