新春経済懇談会・会員懇談会

2022.11.24(木)福井会場

公開日時:2022/12/26

 2022年度会員懇談会(福井会場)を福井県県民ホールにて、オンライン配信を併用して開催した。

 今年度の会員懇談会は「北陸近未来ビジョン」で掲げる「スマート・リージョン北陸の実現にむけて」を統一テーマとし、今回の福井会場では「カーボンニュートラル」をテーマに講演会を行った。

 金井会長の挨拶の後、国立研究法人 産業技術総合研究所からお二人が登壇。最初に、執行役員兼エネルギー・環境領域の領域長 小原春彦氏より「カーボンニュートラルに向けた取組とビジネスチャンスについて」と題して、同研究所のコア技術の基盤技術分野のうち、成長産業分野で「カーボンニュートラル」の最先端の技術開発状況や、それらの研究開発が北陸の企業にとってどのようなビジネスチャンスに繋がる可能性があるのか等をお話し頂いた。引き続き、理事兼執行役員の栗本聡氏からは「産総研の北陸地域における連携強化について」と題し、2023年6月頃に福井県坂井市に開所予定の同研究所の新たな拠点のコンセプトや今後の具体的な取り組み案などもお示し頂いた。

 花王(株)ESG部門ESG活動推進部部長 柴田学氏は「花王の脱炭素経営」の演題で登壇。同社は2040年のカーボンゼロ、2050年にはカーボンネガティブを目指しており、2022年脱炭素経営ランキングでは2位に選ばれた。その先進的な取り組みについてご講演頂いた。

 講演後、八木副会長は閉会挨拶において、冒頭に「カーボンニュートラルは非常に難しい目標ではあるが、それがある意味では技術が進歩する大きなきっかけになるだろう」と述べ、最後に「北陸はモノをつくることに関し長けているエリアであり、北陸地域を新しいモデルを作っていくための最先端エリアにしていきたく、会員企業の皆さまと共にこの地域を盛り上げていきたい」と述べた。講演会終了後、会員の交流会が行われた。

金井会長
小原春彦氏

栗本聡氏
柴田学氏

八木副会長