新春経済懇談会・会員懇談会

第50回三県知事との懇談会(2023.8.23 富山市)

公開日時:2023/08/23

日 時:8月23日(水) 14:00~16:30
場 所:ANAクラウンプラザホテル富山(オンライン併催)
参加者:113名(来場76名、オンライン37名)

   冒頭、金井会長から過去の懇談テーマや来春の北陸新幹線敦賀開業による経済効果等を踏まえ、今回の懇談テーマを設定した背景について発言。懇談では、北経連が問題提起し、各知事が発言。

①「北陸三県一体となった取組みの推進」

   富山県の新田知事は、JPタワー大阪に設ける三県の情報発信拠点(アンテナショップ)の内装に、三県の県産材を使用することを提案。福井県の杉本知事は、各県並行在来線の観光列車相互乗り入れについて、石川県の馳知事は三県でサイクルツーリズム促進について発言。

②「企業・人の流入に向けた北陸の魅力向上策」

   馳知事から、人口の東京一極集中について「北陸において産業振興による雇用の場の創出が重要」と指摘。新田知事は「最大のポイントは若い女性の転出超過。就職期の女性に選ばれる富山県にしていきたい」と述べた。杉本知事は第2子以降の保育料無償化等の子育て支援策を紹介し「日本一幸福な子育て県『ふく育県』」をアピールした。

   質疑応答では、三県合同開催のUIJターン説明会の効果について質問があり、馳知事は「三県から出た人にとって三県は別々という認識は無く、三県連携で取り組むことが有効」と回答。杉本知事は「三県はよく似た地域であり、まず注目してもらうことが大事」、新田知事は「三県が新幹線により1時間でつながるアドバンテージを訴えていきたい」と連携の重要性を語った。