2020年 新春経済懇談会
公開日時:2020/04/03
2020年1月23日(木)ANAクラウンプラザホテル金沢
参加者170名
2020年新春経済懇談会、新年祝賀会を中部経済産業局の髙𣘺局長ら14名の来賓を迎えて、開催した。
新年の挨拶に立った久和会長は、2020年度事業活動方針を示した。
〇昨年「北陸近未来ビジョン」で示した「スマート・リージョン北陸」を見据え、持続可能な社会の実現に向けた取組みを進める。
「スマート・リージョン北陸」を形成していくために、2つの目標を掲げている。
・一人当たりの域内総生産(GRP)を現状の4百万円から7百万円に引き上げる。そのために、デジタル革新を進める。社会人を対象としたデジタル技術の再教育によるデジタル人材の育成やAI・IoT等デジタル技術の導入による好事例の情報発信に取り組む。
・「多様性と一体性の両立」(ダイバシティ&インクルージョン)を図り、北陸の良さを失わず一体感を持ちながら、多様な人材が能力を最大限に発揮して、活き活きと活躍する社会の実現を目指す。中でも、女性の活躍は重要なポイントであり、「北陸は女性が働きやすい地域」とのブランドを作っていく。
〇北陸新幹線は国土強靭化の観点から、また、優れた経済効果を持つインフラとして早期全線開業を目指す。3年後に迫った敦賀開業についても十分な準備を進める。
〇2020年度は「第四次中期アクションプラン」の総仕上げの年に当たる。本年は「スマート・リージョン北陸」の実現に向け「第五次中期アクションプラン」を策定する。
続いて、日銀金沢支店の武田支店長が、「最近の金融経済情勢について」と題して講演した。講演では、最近の世界経済、日本経済および北陸経済の状況を説明するとともに、人口減少の問題について、地域によりその要因が異なるので、これを踏まえて対応しなければならないと指摘した。
髙木副会長による閉会挨拶で締めくくった。
新年祝賀会では来賓の髙𣘺局長から新年のご挨拶をいただき、菱沼副会長による乾杯のご発声で盛大に開催された。