「第9回 三経連経済懇談会」を開催 |
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北海道経済連合会、(社)東北経済連合会および北陸経済連合会による第9回三経連経済懇談会は、平成16年8月26日(木)午後 2時30分から福井県あわら市のグランディア芳泉で開催され、道経連からは南山会長をはじめ7名、東経連からは八島会長をはじめ12名、北経連からは山田会長をはじめ23名が参加した。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 懇談会次第
第9回 三経連経済懇談会 決議 北海道経済連合会、(社)東北経済連合会および北陸経済連合会は、地域経済の現状と課題を踏まえ、広域的な地域連携を強化し、その地域の自立を図るため、「個性と魅力あふれる地域の創造」を基本テーマに、第9回三経連経済懇談会を福井県あわら市において開催し、真摯な討議を行った。 記 1.景気対策の早期実施 わが国経済は、輸出、設備投資の増加などにより、企業収益や企業の業況感は幅広い分野で改善が続き、雇用面にも改善の動きがみられるなど、回復を続けている。しかし、個々にみると、地域間、業種間、企業間ではむしろ格差が広がり、回復傾向を実感できる状況にはない。 2.地域経済の自立と発展を支える社会資本整備の促進 地域の魅力を高め、地域の自立と発展を支えるための基礎となる社会資本の整備は、未だ立ち遅れており、新幹線をはじめ高規格幹線道路、空港、港湾等の高速交通体系の整備が不可欠である。 3.産業活性化を支援する諸施策の推進 我々は、地域経済を活性化し、一日も早い企業の自律的回復を図るため、「北海道産業クラスター創造活動」「東北ベンチャーランド推進事業」「北陸STC(スーパー・テクノ・コンソーシアム)事業」などにより、既存産業の高度化や新技術・新産業の創出を強く推進しているところである。 4.実効ある地方分権の推進 個性と魅力あふれる地域の創造を地方が自主的に進めていくためには、地方分権の推進は喫緊の課題であり、地方への権限委譲と、税財源の弱体な地方に配慮した財政基盤の確立が必要である。 5.広域交流圏形成の推進 経済のグローバル化が進展し国境を越えた様々な活動が活発化するなか、各地方は世界に開かれた地域づくりに向け、広域的な国際交流の推進に努めている。特に、我々三経連をつなぐ日本海国土軸は日本海を介した交流の軸であり、北東アジア諸国と広域国際交流圏の形成に取り組んでいるところである。 以上決議する。 平成16年8月26日
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