新たな価値創出委員会

　今後のSociety5.0、ＤＸ（デジタルトランスフォーメーション）などの社会変革に向けて、北陸地域の企業におけるデータとデジタル技術を駆使して生産性・付加価値向上に貢献できる人材の育成支援を目的に、デジタル人材育成セミナーをホテル金沢で開催した。
　セミナーは、デジタル人材育成の中で全国的に注目されている「データサイエンス」にスポットを当てた２部構成で、久和会長の挨拶の後、第１部ではＤＸを達成するために求められる人材像の基調講演、第２部ではデータサイエンス関連リカレント教育紹介した。
　第１部では、株式会社D4cアカデミー取締役社長兼学長 和田陽一郎氏より「ＤＸとデータサイエンス～人財戦略の観点から～」と題し、ＤＸへの対応に必要なもの、データサイエンティスト配置の留意点などについて講演頂いた。
　第２部の１つ目は、富山大学副学長・データサイエンス推進センター長 中川大氏より「富山大学におけるデータサイエンス教育とリカレント教育」と題して、全学部でデータサイエンスの必修化、北経連・(一財)北陸産業活性化センターと連携して開講予定の「実戦・データサイエンス概論実務者向けコース」の概要について講演頂いた。
　２つ目は、金沢工業大学 工学部情報工学科教授 山本知仁氏より「金沢工業大学におけるSociety5.0時代をリードする人材育成プログラム」と題して、ＡＩを支える深層学習技術、学生と社会人が共に学びあう情報技術教育プログラムについて講演頂いた。
　３つ目は、大阪大学数理・データ科学教育研究センター特任准教授 朝倉暢彦氏・株式会社プロアシスト社長 生駒京子氏から「大阪大学 数理・データ科学教育研究センターによる社会人向けデータサイエンス教育」と題して、Ｅラーニング講義のデータサイエンス入門コースの概要、（一社）数理人材育成協会の取組みについて講演頂いた。
　なお、本セミナーは来場者５０名の他に、オンライン配信により４０名の方が会場以外の場所から聴講した。