新たな価値創出委員会

　北村委員長から冒頭挨拶にて、労働生産性を向上させるにはＤＸ等を駆使して付加価値を上げて顧客満足を上げる取組みに各企業が転換していく必要性について述べられた。
　事務局から事業計画の実施状況と評価・方向性について説明した。実施状況では、実務者向けデジタル人材育成講座の受講者アンケート結果、今年度から取組み始めた会員から情報交換テーマを募り開催する北陸産学技術交流会が好評だったことを報告した。
　各委員からは、ＤＸ推進に関連しデジタル人材育成や働き方改革、オンラインを活用したリカレント教育、オープンイノベーションの活性化、企業と大学の連携強化について発言があった。
　本委員会での意見・要望等を踏まえ、次年度の活動方針や事業計画に反映することとした。

　委員会に引き続き、金沢大学学長 山崎光悦氏を講師に迎え、「地方創生に向けた金沢大学の戦略と取組み～社会共創で北陸の活力を～」と題し、新たな価値創出オンライン講演会を開催した。なお、本講演会は会員および各商工会議所等の関係団体を通じて一般からも聴講者を募集して開催した。

　山崎学長からは、先鋭分野の強化と地方創生、カーボン・ニュートラルに資する研究推進、人材育成、産学連携等、金沢大学の様々な取組みについて紹介があった。特に、北陸地域の4国立大学が連携して立ち上げる産学官金プラットホーム「北陸未来共創フォーラム」では、キックオフシンポジウムを来年1月17日に開催予定であり、北陸地域に拠点を有する企業に対してフォーラム入会(会費無料)を呼び掛けた。