新たな価値創出委員会

2022年度 第2回新たな価値創出委員会および講演会

新たな価値創出委員会
日 時:11月30日(水) 12:20-13:45
会 場:ANAクラウンプラザホテル金沢(オンライン併催)
参加者:19名(会場9名、オンライン10名)

 委員会の始めに北村委員長から挨拶があり、労働生産性を高めるためには、DX・GXなどで新たな価値を創出してイノベーションを図り、高付加価値な産業を育成することが必要。最近、欧米に何度も行く機会があり、海外に比べ日本の自動化等の設備投資が遅れていると指摘した。
 事務局からの事業計画の実施状況と評価・方向性の説明後、意見交換では、人材育成や新事業創出などで、企業も大学も連携して生産性を高めることが重要な時代なってきたと、複数の委員から意見が出された。
 インターンシップやリカレント教育での良好事例の共有、シニア人材活用のためのリスキル教育、デザイン等で複数大学が連携した教育等について発言があった。また、広域の産学官連携の取組みである未来共創フォーラム、Matching-HUBと北陸RDXなどの連携機会の活用、地域産業展示会の活性化、中小機構のJ-GoodTech(ジェグテック)と専門家派遣についても発言があった。
 委員会でのご意見を参考に、今後の事業計画等に反映させていく。

新たな価値創出委員会

新たな価値創出オンライン講演会
演 題:「富山大学の産学連携の取り組み~北陸地域産業との連携~」
講 師:富山大学学長 齋藤滋氏
日 時:11月30日(水)14:00-15:00
形 式:オンライン
参加者:104名(会場:16名、オンライン:88名)

 富山大学学長 齋藤滋氏を講師に迎え、新たな価値創出オンライン講演会を開催した。なお、本講演会は各商工会議所等の関係団体を通じて会員以外の方も聴講した。
 齋藤学長からは、最初に国立大学の状況と産学連携の推進の話があり、富山大学の学術研究産学連携本部の取組み、教育・研究・社会貢献の産学連携活動、北陸未来共創フォーラムを核とした北陸地域におけるイノベーション・エコシステムのスケールアップの取組みについて紹介があった。
 また、経済産業省令和3年度「産学連携推進事業費補助金(地域の中核大学の産学融合拠点の整備)」事業に採択されたアルミリサイクル事業については、軽金属研究の取組みと今後目指すべき姿、創薬・ヘルスケア関係では、富山県「くすりのシリコンバレーTOAYAMA」創造コンソーシアム、先端抗体医薬開発センターおよび未病研究センターの設置について分かり易く説明があった。
 最後に、富山大学では産学官民連携事業を積極的に進めており、北経連企業と連携を強めていきたいと講演を締めくくった。

富山大学 齋藤学長
講演会会場