新たな価値創出委員会

　北村委員長は冒頭挨拶で、国の補正予算成立を機に、北陸地域の既存企業の新事業創出、大学発スタートアップ、企業のDX推進や設備投資拡大への支援を呼び込み、気運醸成を図る必要があると発言した。
　事務局からは、デジタル人材育成講座や産学技術交流会の実施とアンケート結果等、2023年度事業計画の実施状況と評価・方向性について説明した。
　委員からは、DX推進に資する講演会や見学会、AIやDXを取り入れた製品の高付加価値化や社内の取組み、異業種と連携したイノベーション、大学院での高度専門人材育成、生成AIの活用、地元企業を学生に知ってもらう取組み等について意見があった。

　高松機械工業株式会社 岩井秀樹氏を講師に迎え、「TAKAMAZが取り組む製造現場のDX」と題し、オンライン講演会を開催した。
会社概要、工作機械事業の特徴等の紹介の後、社内デジタル化の取組みとして、システムを活用した生産設備監視、IoTを活用した稼働管理、DX人材育成等について、また製品に関してはロボットを用いた加工作業の自動化による省人化、オープンイノベーションにより実現した新規事業等について説明があった。
 「DX推進には『人』を中心に臨むべきで、『労働環境、働き方の改善』が労働生産性の向上に繋がる。TAKAMAZの新たな価値は、『人』中心のDXソリューションにより創出される」と講演を締めくくった。
　質疑応答では、DX推進体制、オープンイノベーション等について質問があった。