人財活躍推進委員会

人財活躍推進セミナー「10年後の労働市場の状況と今から始めるべき企業の対応策」

第1部「労働市場の未来推計2030から見えた課題と対策」

日時:2022年9月12日(月)14:00-16:40
会場:金沢ニューグランドホテル(オンライン併催)
参加者:59名(会場11名、オンライン48名)

 第1部では「労働市場の未来推計2030から見えた課題と対策」と題し、中央大学経済学部の阿部正浩教授に講演いただいた。阿部教授は2030年に644万人の人手不足と推計。多様な働き方の実現やリカレント教育等による女性と高齢者の活躍や外国人労働者の活用、さらには資本投入の増加、イノベーションの促進等による生産性の向上に今から取り組むべきと指摘した。

第2部「北陸域外からの兼業・副業による『プロフェッショナル人材』の受入れの重要性・メリットは?」

 (株)日本政策投資銀行北陸支店の宮原吏英子副調査役が「北陸地域における『新しい人材シェア』のあり方」と題して講演。北陸域外からの移動を前提としない人材活用によって、地域の成長につながると指摘し、具体的な企業の取り組み事例を紹介した。

 金沢大学融合学域の佐無田光教授からは、「地域労働市場の将来像と企業の対応策~共創型企業・人材展開プログラムからの教訓」の演題で、地域労働市場の現状と課題、それへの対応として首都圏等の中核人材を石川県内の企業とマッチングし定着を図る取組である「共創型企業・人材展開プログラム」について説明があった。

 参加者からは、重要なテーマであり、具体的な企業事例等が分かりやすく大変参考になった等のご意見があった。