女性の就業意識に関する実態調査結果・「北陸企業への提言」
公開日時:2023/11/30
北陸経済連合会では、女性が北陸で活躍できることが北陸地域の活性化につながるとの認識のもと、「女性の就業意識に関する実態調査」を実施しました。
また、今回初めての試みとして、調査結果を踏まえた「北陸企業への提言」についても取りまとめていますので、合わせてお知らせします。
概要
・「管理職になる可能性はあると思う」北陸女性26.3%、首都圏女性34.9%
・「管理職の打診があれば受けてみたい」北陸女性24.5%、首都圏女性39.1%
・北陸女性(総合職)が管理職になりたくない理由
「労働時間が長くなる」57.8%
「家庭と仕事の両立が難しい」56.3%
・北陸女性に管理職を希望する人が少ない背景には、次の2点があると想定。
ⅰ)人事制度や慣例、日々の業務分担などから、仕事への自信が培われず、
そもそも自分が管理職になる可能性を感じてる人が少ない【育成の問題】
ii)総合職で、管理職の可能性を感じながらも希望しない人が比較的多い。
長時間労働や家庭との両立への懸念が理由に上がっていること【働き方の問題】
・首都圏女性のUターン意向
「北陸に戻ることはないと思う」(63.3%)は、2020年調査(49.2%)より14.1%増加
・首都圏女性がUターンしなかった理由
「首都圏にいた方がプライベートで刺激が得られそうだった」68.0%
「首都圏にいた方が仕事面で刺激が得られそうだった」67.5%
「生活面で便利だから」64.5%
「自らの成長が期待できそう」58.6%
「地元は閉鎖的な感じがして嫌だった」54.4%
・首都圏女性「地元は閉鎖的」と感じた理由
「世間体を重視する」68.5%
「他人から干渉される」66.3%
北陸企業への提言
(1)女性のキャリアアップの可能性を示す
(2)管理職の働き方を見直す
(3)経営トップがコミットメント(関与)を高める
(4)変革していく自社の姿を、社内外にアピールする