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　委員会の始めに八木委員長から挨拶があり、域外の副業・兼業人材を受入れる動きが北陸でも広がりつつあることに言及。外部人材の持つノウハウや価値観を取り込み、企業の成長につなげることが重要であると指摘した。

　事務局が事業計画の実施状況を説明した後、意見交換では、10月から始まった「産後パパ育休」に関連して、委員からは男性育休に関する意見が多数あがった。多くの男性が育休取得を希望しているが、実際には取りにくい、取得しても短期間の取得にとどまるといった現実がある。長期の休業を快く受け入れる職場づくり、上司の教育、不在時に周囲がサポートできるように日頃から職務を棚卸しておくなどの環境整備の重要性を、多くの委員が指摘した。

　また、多様な人材が活躍し成長していくためには、男女間、世代間、上司部下、マネージャーと高齢のメンバーなど、さまざま立場の間にあるアンコンシャス・バイアス（無意識の思い込み）を見直す必要性の指摘もあった。

　さらには高齢者や障がい者の雇用、エンゲージメント向上など話題は多岐にわたり、人手不足だけでなく、企業価値の向上や持続的な成長の観点からも人的資本経営を重視する発言が相次いだ。委員会での議論を受けて、今後の事業に反映させていく。