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　林委員長は冒頭挨拶で、10月に視察したフィンランドの先進的な取組みについて紹介した。また、女性の正規雇用が非正規雇用を上回ったという報道に触れ、労働力不足を背景に、首都圏の企業を中心に女性を正規雇用する動きが加速してきたと指摘。北陸企業もスピーディーに取り組まなければ、後手に回ると危機感を表した。

　事務局からは、今年度取りまとめ予定の「北陸企業のダイバーシティ＆インクルージョン（D&I）推進の取り組み状況」や、外国人留学生の北陸企業への就職促進の取組みについて報告した。

　委員からは、近年注目される「公平性」（Equityエクイティ）の捉え方、公平性を実現するための働き方改革、D&I推進に向けた社会的要請が高まる中での女性管理職の積極的登用等、キャリアパスの複線化など、自社の取組みを交えながら活発に意見が述べられた。

　短時間正社員のような多様な正規雇用、生成AIを活用した働きやすさの向上といった、新たな視座も提起された。