第3回北陸進出企業に学ぶ企業誘致勉強会
公開日時:2022/03/16
日 時:2022年3月7日(月)10:30~12:00
場 所:オンライン開催
参加者:92名
3月7日(月)、北陸国際投資交流促進会議(略称:北投促)は、「北陸進出企業に学ぶ企業誘致勉強会」と題して、北陸3県に進出された企業を招いて、進出に至った経緯等についてご講演いただく勉強会を開催した。
今年度第3回勉強会は、石川県珠洲市に進出されたアステナホールディングス㈱常務執行役員 社長室長 清水 雅楽乃(うたの)氏より、「アステナが取り組むサステナブル戦略」と題して、ご講演いただいた。清水氏からは、最初に、アステナホールディングス㈱の会社概要、事業内容等について説明があり、2017年には、それまでの卸売業主体の体制から製造業主体の体制へと事業ポートフォリオを大転換し、産業・技術・社会のサステナビリティを高めることを基本戦略とする企業集団となったこと。2021年6月には、持ち株会社体制への移行を機に、イワキ㈱からアステナホールディングス㈱に社名を変更、本社機能の一部を珠洲市に移転するなど、創業108年目のベンチャー企業として、新たな戦略を始めたことについて紹介があった。その後、誠実・信用・貢献を信条に、社会活動解決アプローチ手法を整備し、能登SDGS新事業プロジェクト研究を行ったり、社会問題解決型ビジネスに投資するファンドを設立したことなどの説明があった。最後に、人口減、高齢化の進む地域を活性化させるための取り組みとして、「歩くふるさと納税」(企業版ふるさと納税)等について紹介があった。能登地域の活性化につながる、ご苦労話しもあわせ興味深い話しを伺った。
清水氏の講演に続き、石川県商工労働部産業立地課専門員の濱崎貴史氏から石川県における誘致にあたっての支援・サポート活動についてもご説明頂いた。
ご講演や、その後の質疑応答内容等を踏まえ、今後の北投促の活動に取り組んでいくこととなった。