第13回北陸地域政策研究フォーラムシンポジウム
「北陸観光の未来-ポスト・コロナ時代に向けて」
公開日時:2023/02/19
日時:2023年2月19日(日)15:00~17:30
場所:石川県文教会館(オンライン併催)
参加者:64名(会場50名、オンライン14名)
北陸三県を中心とする大学の人文社会系研究者のネットワークにより、毎年開催されている「北陸地域研究政策フォーラム」の中で、「北陸観光の未来-ポスト・コロナ時代に向けて」をテーマにシンポジウムを開催し、福井県立大学副学長(地域連携)の北島啓嗣氏が総合司会を務め、個別発表とパネルディスカッションを行った。
冒頭、金沢大学人間社会研究域附属先端観光科学研究センター副センター長の堤敦朗氏から、北陸未来共創フォーラムに新設される観光分科会について紹介があった。
個別発表では、富山大学人文学部人文学科准教授の鈴木晃志郎氏から、「ダークツーリズムを援用した「学ぶ観光」創出の試み」をテーマに、富山県の負の歴史に着目した新たな観光のあり方について発表があった。大阪成蹊大学経営学部准教授の池田千恵子氏から「インバウンド施策と持続可能な観光について」をテーマに、城崎温泉の事例をもとにインバウンド受入れに向けた取組事例が発表された。金沢大学融合科学系教授 融合学域観光デザイン学類長学長補佐(社会共創推進担当) の佐無田光氏から「観光の外部性と地域経済の生産性を考える」をテーマに、観光業の生産性向上のためには、共感を生む魅力的な街づくりを地域単位で考えることが重要等の話があった。
その後、前出の5名に北陸先端科学技術大学院大学先端科学技術研究科教授の敷田麻実氏を加え、発表内容を中心に、パネルディスカッションを行った。